ラミネートベニア

ラミネートベニアはどのような場合に使われる方法か

歯の色が気になる・歯の形が気になる・歯の位置が気になる・歯の一部が欠けてしまった。
このような場合、以前でしたら、歯の漂白や矯正以外には、 歯を削って被せ物をすること以外の解決法はありませんでした。

歯の漂白についての詳しい説明はこちら

しかしながら、
矯正治療だと時間がかかりすぎる・漂白だと十分な効果が得られない・ 歯を削るのは後で歯髄(神経)に害を及ぼす場合がある、等の問題がありました。
それを解決してくれる方法がラミネートベニア修復と言われる方法です。
これは、他の方法の問題点を一気に解決してくれる画期的な方法だと言えます。
ただ、もちろん適応症には制限があります。

ラミネートベニアとは

ラミネートベニア修復とは歯の表面のエナメル質を一層削り
そこにシェル(薄い板状のもの)を貼り付ける方法です。
付け爪を思い浮かべてください。同じようなものと考えてもいいと言えます。


ラミネートベニアの利点・欠点

利点としては歯の切削量を最小限にとどめることができる為、歯髄へ影響を及ぼさない。
また切端を殆ど削らない為装着時の調整が殆ど要らない。
治療回数が 2〜3回と少なくて済む。

欠点としては欠損が大きい場合や位置・形態の異常の程度がひどい場合、 また歯冠の破折量が多い場合等には使えない。
個々の症例によって適応となるか否かの判断は歯科医にご相談ください。



他の方法

この適応外の症例の場合オールセラミッククラウンでの修復が選択できる場合があります。
これは、 歯を削ってクラウンを被せるわけですから、当然削去量も多くなり、通院回数も増えます。
ただ、ラミネートベニアの適応外になるようなかなり大きな歯のねじれ・ ある程度までの歯並びの修復までできます。
見た目という点では、どちらもセラミックですから、光沢のある白くて綺麗な歯になります。
しかしながら、 あまり大きな歯の位置異常や方向異常については、 矯正治療がベストであることは言うまでもありません。

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